もしあなたがクレジットカードを保有しており、なおかつ今後住宅ローンの審査を予定しているのであれば、以下のような考えを一度は持ったことはありませんか?
- クレジットカードって住宅ローンの審査に悪影響なの?
- 住宅ローンの審査に影響が出ないクレジットカードの使い方は?
- 何枚も持っているけど、住宅ローンの審査は大丈夫?
クレジットカードを保有している人で、住宅ローン審査を予定しているのであれば、上記のような疑問を持っている事は本当に多いです。
なんとか疑問を晴らして、スッキリした気持ちで住宅ローン審査に挑戦したいですよね?
そこで今回の記事では、クレジットカードを持っている人であれば、絶対に知っておくべき必須情報を紹介していきます。
この記事を読むことによって、住宅ローン審査に悪影響を与えない正しいクレジットカードの使い方がわかりますよ!
記事を最後まで読んだ頃には、住宅ローン審査におけるクレジットカードのことで悩むことはもうなくなっていることでしょう。
住宅ローンは家族構成や年収、勤務先、年齢などにより異なりなかなかシミュレーションできず、どこがお得なのか自分で探すのは困難です。
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正しい使い方① 絶対に延滞はしてはダメ
まずはクレジットカードの「延滞」について深ぼっていきましょう。
クレジットカードの「延滞」は、住宅ローンの審査に通りたいのであれば絶対にしてはいけません。
もし数ヶ月もの延滞をすると、どこの銀行の住宅ローン審査も通らないでしょう。
クレジットカードはお金の立て替えをするので、本質的に借金と変わりません。
だからこそローン商品の利用履歴がすべて残る「個人信用情報」(いわゆるブラックリスト)機関に記録される対象となっています。
銀行は住宅ローンの審査をする際、個人信用情報を必ず参照します。もし延滞が続いているようであれば、「この人に貸すのは危険だ」と判断するでしょう。
クレジットカードの支払いが延滞しているようでは、さらに長期の利用となる住宅ローンの支払いなんて絶対にできないと見切られるのです。
ではクレジットカードの支払いを1回だけ延滞してしまい、すぐに返済した場合はどうでしょうか。銀行によって変わりますが、大抵の銀行では悪影響にならないはずです。
個人信用情報に対する「延滞の記録」の登録は、すぐに行われるわけではありません。延滞をしてから数日後に登録されます。
クレジットカード会社によっては10日以上、個人信用情報に記録しないことも。
仮に延滞していても、個人信用情報に登録される前に返金してしまえば、住宅ローンの審査に悪影響が出ることはないでしょう。
しかし延滞が2ヶ月ともなれば、話は別です。確実に個人信用情報に「延滞」が記録されています。
クレジットカード会社が使っている個人信用情報機関は「CIC」と呼ばれる機関になることが多いのですが、延滞すると5年間は履歴が残ります。
つまり一度でも延滞が記録されれば、5年間は住宅ローン審査に通らないことになるのです。
しかし逆をいえば、5年経てば履歴は消されて、住宅ローン審査に悪影響が出ることはありません。
正しい使い方② キャッシング枠はなるべくつけない
ここまでは住宅ローン審査と、クレジットカードの延滞の関係について紹介しました。
一度でも延滞をして個人信用情報に記録されてしまえば、5年間は住宅ローンを使えないことを理解していただけたと思います。
次にお伝えする「正しい使い方」は、クレジットカードのキャッシング枠について。キャッシング枠で使った枠は、住宅ローン審査の重要な要素である「返済比率」に影響します。
返済比率とは、年収に対する年間の返済額のこと。一般的な返済比率は25%に設定されていることが多いです。
仮に返済比率25%で年収が400万円なら、400万円の25%の100万円が、1年間の返済額の上限となります。
したがって年間返済額が100万円となるような借り入れ金額でなければ、住宅ローンの審査には落ちることになるでしょう。
返済比率は住宅ローンの返済額そのものはもちろんのこと、キャッシング枠の支払いも対象となります。
クレジットカードのキャッシング枠は少し特殊で、今現在借りている金額ではなく、キャッシング枠の限度額を全開まで借りている計算をされます。
つまり今まで1回もキャッシングを利用したことがなくても、キャッシング枠が設定されているだけで返済比率に負担がかかるのです。
仮にキャッシング枠20万円であれば、年間返済額が20万円分減ってしまうでしょう。
返済比率に問題がないなら、キャッシング枠を利用していたとしても住宅ローンの審査は通ります。問題なのは、借り入れ希望金額と返済比率がギリギリの方です。
使ってもいないキャッシング枠の存在のせいで、住宅ローン審査が落ちてしまう可能性が高まります。
年収に対して借り入れ金額をギリギリまで借りたい人は、いますぐにクレジットカードのキャッシング枠を外しておくべきです。
正しい使い方③ 支払いは基本的に「1回払い」
前章では住宅ローン審査とキャッシング枠の関係について紹介しました。
クレジットカードのキャッシング枠は、住宅ローンの審査の重要な要素である「返済比率」に大きな影響を与えることを理解していただけたと思います。
次にお伝えする「正しい使い方」は、クレジットカードの支払い方法について。
クレジットカードには様々な支払い方法がありますが、便利な「リボ払い」や「分割払い」を利用している人は少なくないでしょう。
結論から言いますと、住宅ローン審査を無事に突破したいなら、「リボ払い」「分割払い」は利用すべきではありません。
リボ払いや分割払いは先述した「返済比率」に影響を与える要素です。基本的はカードローンなどと同じ「借金」として扱われます。
住宅ローンの借入金額とリボ払いなどの支払い金額の合計が、自分の年収に対する返済比率に収まっていれば問題はありません。
しかし収まりきれないのであれば、すぐにリボ払いなどは使わないようにすべきでしょう。
クレジットカードの1回払いだと返済比率に含まれないので、1回払いで終わらせておきたいものです。
ちなみに過去にリボ払いや分割払いを利用していた「事実」そのものは、住宅ローンの審査に影響があるのでしょうか。
結論を言いますと、延滞さえしていなければ影響はまったく無いと断言できます。どちらかというとプラス要素になってくれるでしょう。
「借金したものの、延滞せずに完済した」と判断され、逆にあなたの評価をUPしてくれます。
正しい使い方④ クレジットカードは複数枚所持しない
ここまでは住宅ローン審査と支払い方法の関係について紹介しました。返済比率の関係上、なるべくならば1回払いを選択したほうがいいことを理解していただけたと思います。
次にお伝えする「正しい使い方」は、クレジットカードの所持枚数について。
クレジットカードを多く保有するのは、住宅ローン審査にはあまりいい影響をもたらしません。
最近のクレジットカードにはデフォルトで、10万円から50万円程度のキャッシング枠がつくため、保有すればするほど先述した「返済比率」の首を絞めてしまうのです。
ただし、最近のクレジットカードにはキャッシング枠の有無を事前に選べることも多いので、気を付けさえすれば複数枚所持しても問題はありません。
それでも、複数枚所持することによって、延滞のリスクなども高まるのも事実。これから住宅ローン審査に望むのであれば、クレジットカードを整理する良い機会かもしれません。
明らかに使っていないクレジットカードがあれば解約するか、キャッシング枠だけは取り外すことをオススメします。
正しい使い方⑤ 高額商品を買わない
前章では住宅ローン審査におけるクレジットカードの所有枚数の関係について紹介しました。
住宅ローンの審査を有利にすすめたいのであれば、必要以上にクレジットカードを所有すべきでないことを理解していただけたと思います。
最後にお伝えする「正しい使い方」は、高額商品の取り扱いについて。
クレジットカードの利用履歴は、延滞以外にも個人信用情報機関に保管されており、「いつ」「いくら」使ったか詳細に記録されています。
住宅ローン審査をした場合、銀行はクレジットカードの利用履歴を見ることになるでしょう。もし高額商品を買っているようでしたら要注意です。
リボ払いや分割払いを使わずに、いくら一回払いやボーナス1回などの返済プランを選んでいたとしても、高額商品を買っていること自体がマイナス評価になります。
なぜ高額商品を買うことがマイナス評価になるかというと、毎月の収入に見合ってない高額商品の購入は住宅ローン延滞の可能性を高めるため。
年収に対して返済比率の大きくなるような買い物をしている事は、銀行にとってはマイナスポイントでしかありません。
1回の購入はまだ許されるでしょうが、10万円を超える買い物を数度続けているようであれば、「この人は潜在的な延滞リスクがある」と判断されます。
住宅ローン審査に通りたいのであれば、将来のあなたに不安を感じさせるような行動はなるべく控えておくのがベストです。
どうしても高額商品を買うのであれば現金で対応し、持ち合わせの現金がないようであれば、購入そのものをやめるべきです。
住宅ローン審査に通るための「条件」だと思って、我慢するようにしてください。
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まとめ
住宅ローン審査を突破するための「正しいクレジットカードの使い方」を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
紹介した使い方を意識していれば、クレジットカードを持っていたとしても住宅ローン審査に苦戦することはないでしょう。
もし今後実際に住宅ローン審査に挑戦するなら、今回紹介した知識をぜひ参考にしてみてください。