不動産売却、土地活用、賃貸管理、注文住宅など複数カテゴリを擁する不動産会社比較ポータルサイト「リビンマッチ」を運営するリビン・テクノロジーズ株式会社が、2017年から不動産オンライン一括査定のみのカテゴリ特化サイトを開始しました。
それが今回紹介する「不動産売却の窓口」です。
本記事では「不動産売却の窓口」のサービス概要、強みと弱み、口コミ評判、実際に使ってみた流れ、オススメの人・オススメでない人などについて解説していきます。
調査をして分かった不動産売却の窓口の特徴は以下の通りです。
不動産売却の窓口の特徴
- 幅広い物件種別に対応可能
- 信頼できる運営会社
- 媒介契約成立で「祝い金」サービス
それぞれ詳しく見ていきますので、ぜひ最後までお読みください。
不動産売却の窓口とは
不動産売却の窓口とは、リビン・テクノロジーズ株式会社という会社が運営している不動産オンライン一括査定に特化したサービスです。
対応エリア | 全国 |
---|---|
対応対応物件種別 | 分譲マンション 一戸建て 土地 一棟アパート・一棟マンション 投資マンション(1R・1K) 一棟ビル/区分所有ビル(ビル一室) 店舗・工場・倉庫 農地 その他 |
サービス開始年月 | 2017年 |
実績 | 未公表 |
提携会社数 | 900社以上 |
同時依頼数 | 未公表 |
机上査定 | 対応 |
備考欄・要望 | 可能 |
運営会社 | リビン・テクノロジーズ株式会社 |
2017年から運用が開始されており、比較的新しいサービスであるといえますが、運営会社のリビン・テクノロジーズ株式会社は、リビンマッチという運営15年の老舗不動産一括査定サイトも運営している会社なので信用面では安心できそうです。
不動産売却の窓口の最大の特徴としては、サイト加盟の不動産会社と媒介契約に至った際にもれなく祝い金(3,000円相当の商品券)がもらえるという点です。
不動産売買の際に動くお金の大きさと比較してしまうと額としては小さいかもしれませんが、媒介契約を結んだ時点で受取権利を得られるのはお得感があってうれしいサービスです。
他の一括査定サイトとの比較
近年数が増え続けている一括査定サイト。
数が多すぎるため、初心者の方にとっては比較検討がしにくくなってきているかもしれません。
そこで、まずは他の主要な一括査定サイトとの特徴を表にして比較してみましょう。
サイト名 | 実績 | 対応物件 | 提携会社数 | 同時依頼会社数 | 机上査定 |
---|---|---|---|---|---|
不動産売却の窓口 | 開始:2017年 実績:未公表 |
分譲マンション 一戸建て 土地 一棟アパート・一棟マンション 投資マンション(1R・1K) 一棟ビル/区分所有ビル(ビル一室) 店舗・工場・倉庫 農地 その他 |
900社以上 | 未公表 | あり |
すまいValue | 開始:2015年 実績:累計査定依頼件数77万件以上 |
マンション 一戸建て 土地 マンション一棟 アパート一棟 ビル一棟 |
6社 | 6社 | あり |
HOME4U | 開始:2001年 実績:売却査定数累計50万件 |
マンション 一戸建て 土地 ビル一室 店舗・事務所・倉庫 マンション一棟 アパート一棟 ビル一棟 |
2,000社以上 | 6社 | あり |
イエウール | 開始:2013年 実績:月間利用者数2万人以上 |
マンション 一戸建て 土地 ビル一室 店舗・事務所・倉庫 マンション一棟 アパート一棟 ビル一棟 区分マンション(収益) 区分ビル(ビル一室) 農地 |
2,000社以上 | 6社 | あり |
リガイド | 開始:2006年 実績:未公表 |
マンション 一戸建て 土地 ビル 事務所 マンション一棟 アパート一棟 事務所・ビル一棟 |
900社以上 | 10社 | あり |
HOME`S | 開始:2008年 実績:サービス利用者数 838万人 |
マンション 一戸建て 土地 マンション一棟 アパート一棟 ビル一棟 倉庫・工場 |
3,000社以上 | 10社 | あり |
SUUMO | 開始:2009年 実績:利用者満足度91% |
マンション 一戸建て 土地 |
2,000社以上 | 10社以上 | あり |
マンションナビ | 開始:2011年 実績:年間2万人プロ査定利用 |
マンション | 2,500店舗 | 9社(売買6社+賃貸3社) | あり |
不動産売却の窓口の特徴は、幅広い物件種別に対応可能であるという点です。
マンションや一戸建て、土地などの一般的な物件種別に加え、店舗・工場・倉庫や農地などの特殊な物件も査定が可能となっており、他の査定サイトと比べても対応物件の表のボリュームが大きくなっているのがお分かりいただけるかと思います。
また、対応物件種別の幅広さという点では「イエウール」や「HOME4U」も似た特徴をもっており、利用者も多くオススメです。
不動産売却の窓口の強み・メリット
不動産売却の窓口の強み・メリットは以下の3点です。
不動産売却の窓口の強み・メリット
- 信頼のおける運営会社
- 幅広い対応物件種別
- 媒介契約成立で「祝い金」サービス
①信頼のおける運営会社
一つ目の強み・メリットは、不動産一括査定において信頼性の高い会社が運営しているという点です。
運営会社であるリビン・テクノロジーズ株式会社は、Pマークを取得しているだけでなく、15年ほど前からすでに不動産一括査定サイト「リビンマッチ」の運営を開始しております。
リビンマッチは年間120,000件の査定依頼実績があり、不動産一括査定サイトのなかでも大手の部類に入るといってよいです。
そんなリビンマッチの運営を続けてきたリビン・テクノロジーズ株式会社は、不動産一括査定サイトの運営においてはかなり信用性が高いといっていいでしょう。
②幅広い対応物件種別
以下は「不動産売却の窓口」で査定依頼が可能な物件種別です。
不動産売却の窓口の対応物件種別
- 分譲マンション
- 一戸建て
- 土地
- 一棟アパート
- 一棟マンション
- 投資マンション(1R・1K)
- 一棟ビル
- 区分所有ビル(ビル一室)
- テナント(店舗・工場・倉庫)
- 農地
ほとんどの物件種別をカバーしていることがお分かりいただけると思います。
なかでもテナント(店舗・工場・倉庫)や農地は対応している不動産一括査定サイトが少ないため、これらの物件の売却を検討している方にとっては非常にうれしいサービスなのではないでしょうか。
③媒介契約成立で「祝い金」サービス
不動産売却の窓口では、一括査定サービスを利用して査定書や売却提案を取り寄せたのち加盟店との媒介契約を結んだ場合、祝い金が進呈されます。
祝い金は3,000円相当の商品券として不動産売却の窓口から進呈される仕組みになっており、不動産売却の窓口の売り上げを売主に還元することが目的のようです。
額は少ないかもしれませんが、なにももらえないよりは嬉しいサービスではないでしょうか。
不動産売却の窓口の弱み・デメリット
不動産売却の窓口の弱み・デメリットは以下3点です。
不動産売却の窓口の弱み・デメリット
- 提携会社数が少ない
- 提携先に大手不動産企業がない
- カスタマーサポートが充実していない
①提携会社数が少ない
不動産売却の窓口の提携会社数は900社以上と公表されています。
主な不動産一括査定サイトの提携業者数
- SUUMO → 2,000社以上
- HOME4U → 2,000社以上
- イエウール → 2,000社以上
- イエイ → 1,700社以上
- リビンマッチ → 1,700社以上
- リガイド → 900社以上
- すまいValue → 6社
表をみると、900社以上という数字は大手の一括査定サイトと比較するとかなり小さいことがわかります。
提携会社数が少ないと、査定依頼を出そうとしても結局対応不動産会社がみつからずに他の一括査定サイトを利用することになる、などというケースもありえます。
遠回りしないためにも提携会社数は多い一括査定サービスを利用したほうが安心です。
②提携先に大手不動産企業がない
不動産売却の窓口は提携先の不動産企業の名前を公表しておりません。
したがって、厳密な提携先企業を特定することはできませんが、いくつかの都心地域を査定申し込み画面で入力してみるとヒットするのは中堅不動産会社ばかりで、大手がヒットすることは一度もありませんでした。
大手不動産企業の場合、全国的にカバー範囲が広いので提携していれば確実にヒットするはずなので、不動産売却の窓口では大手との提携はないと考えてよいでしょう。
不動産一括査定を利用するなら、大手への査定依頼は外したくないところです。
大手6社と提携しているすまいValueと一緒に申し込むのもオススメです。
③カスタマーサポートが充実していない
人気一括査定サイトでは、電話やメールでの相談対応や申し込み代行など、カスタマーサポートが手厚いところがほとんどです。
その点、不動産売却の窓口ではそのようなサービスが展開されておらず、カスタマーサポートについては少し物足りなさを感じてしまいます。
特に一括査定初心者の方や、パソコンの操作に不慣れな高齢者の方にはやさしくないかもしれません。
カスタマーサポートが手厚い一括査定サイトとしては「HOME4U」や「HOME`S」などがあります。
このようなカスタマーサポートが充実したサイトとの併用もオススメです。
不動産売却の窓口を実際に使った流れ
この章では筆者が実際に不動産売却の窓口を利用してみた際の様子をお伝えしていきます。
①物件種別・都道府県・市区町村・町名を選択
トップページから物件種別やおおまかな物件住所を選択します。
②物件情報の入力
物件の詳細な情報を入力します。
ここで入力が必要な情報は以下の通りです。
必要な入力項目
- 物件の種類
- 物件住所
- 専有面積
- 間取り
- 築年
- 間取り
- 物件の現況
- あなたと物件の関係と名義
③個人情報の入力と依頼先企業の選択
物件情報の入力が完了したら、個人情報の入力に移ります。
ちなみにこの時点でページ下部にて、査定依頼が可能な不動産企業のリストがでてきており、ここで依頼先を選択して申し込みは完了です。
ここで入力が必要な情報は以下の通りです。
必要な入力項目
- お名前
- ふりがな
- ご連絡先住所
- ご年齢
- 携帯電話
- 電話番号
- メールアドレス
- 売却希望時期
- 依頼先企業に伝えたいこと
- 依頼先企業
不動産売却の窓口がオススメの人
不動産売却の窓口がオススメの人は、以下の通りです。
不動産売却の窓口がオススメの人
- テナントなど特殊な物件種別の売却を検討している人
不動産売却の窓口は対応物件種別が幅広いため、テナント(店舗・工場・倉庫)や農地などの特殊な物件の売却を検討している人にオススメできます。
また、対応物件種別が幅広いという強みをもっている一括査定サイトとしては「HOME4U」がオススメです。
対応物件種別のバラエティに加え、提携会社数において不動産売却の窓口を大きく上回っています。
不動産売却の窓口をオススメできない人
不動産売却の窓口をオススメできない人は、以下の通りです。
不動産売却の窓口をオススメできない人
- 多くの不動産会社に査定依頼を出したい人
- 大手不動産企業から査定を受けたい人
- 一括査定初心者やPCに不慣れな高齢者の方
弱み・デメリットで紹介したように、不動産売却の窓口の提携会社は数が少ないことに加え、大手不動産企業が加盟していません。
したがって、多くの不動産会社に査定依頼を出したい人や大手不動産企業から査定を受けたい人にとっては使い勝手の悪いサービスといえるでしょう。
さらに、電話やメールでの相談対応も行っておらず、一括査定初心者の方やPCの操作に不慣れな高齢者の方にとってもとっつきにくさがあるかもしれません。
そして最後ですが、不動産売却をかなり前向きに検討している人は信頼や実績が厚く、サービスも充実した一括査定サイトで査定依頼をすることをオススメします。
まとめ
不動産売却の窓口について解説してきました。
改めて不動産売却の窓口の特徴についてまとめましょう。
不動産売却の窓口の特徴
- 幅広い物件種別に対応可能
- 信頼できる運営会社
- 媒介契約成立で「祝い金」サービス