不動産売却を検討している人なら、一度は使うことになる不動産一括査定サイト。
様々なサイトがある中で「リビンマッチ」に目を付けた人も少なくないでしょう。
※2018年9月にスマイスターからリビンマッチに名称変更しています。
そんな方は以下のような考えを持ったことはありませんか?
そこで、今回の記事では「リビンマッチ」について詳しく深ぼっていきます。
調査の結果わかったリビンマッチの特徴をまとめると以下のようになります。
リビンマッチの特徴
- 不動産買取一括査定にも対応
- Pマークを取得しており個人情報保護も安心
- 多くの中小不動産会社と提携しており、田舎の不動産売却に強い
- 査定申し込みが簡単
本記事では、リビンマッチの特徴、強み・弱み、口コミ・評判、実際の査定の流れについて詳しく解説していきます。
また、リビンマッチ以外にも不動産一括査定サービスは数多く存在するので、自分に合った査定サイトを見つけることができます。
リビンマッチとは
リビンマッチは数ある不動産一括査定サイトの中でもかなり古く、2006年から運営している不動産一括査定サイトです。
対応エリア | 全国 |
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対応対応物件種別 | 分譲マンション 一戸建て 土地 一棟アパート・一棟マンション 投資マンション(1R・1K) 一棟ビル/区分所有ビル(ビル1室) 店舗・工場・倉庫 農地 その他 |
サービス開始年月 | 2006年 |
実績 | 年間査定依頼120,000件 |
提携会社数 | 1,700社以上 |
同時依頼数 | 6社 |
机上査定 | 対応 |
備考欄・要望 | 可能 |
運営会社 | リビン・テクノロジーズ株式会社 |
リビンマッチの運営会社であるリビン・テクノロジーズ株式会社は東証マザーズ上場15年の運営実績があります。
さらに、Pマークを取得しており個人情報保護に対する意識も非常に高く、信頼のおける運営会社であるといってよいでしょう。
また、「マーケティング アンド アソシェイツ 2020年 9 -10月調べ」によると、不動産査定サイト認知度No.1、使ってみたい不動産査定サイトNo.1を獲得しています。
そして、リビンマッチの最大の特徴は、不動産買取一括査定にも対応しているという点です。
買取とはその名の通り、不動産業者が一般の人がもつ不動産を直接「買取」してくれるということです。
買取一括査定は他にも一括査定で一番老舗なNTTグループが運営している「HOME4U」などのサイトが行っていますが、リビンマッチほど大きな規模で対応しているサイトは珍しいです。
リビンマッチの強み・メリット
リビンマッチの強み・メリットは以下4点です。
リビンマッチの強み・メリット
- 不動産買取一括査定にも対応
- Pマーク取得済みで信頼できる会社が運営
- 提携会社数が多い
- 田舎の不動産売却に強い
不動産買取一括査定にも対応
リビンマッチのいいところは、不動産買取一括査定サービスにも対応している点です。
買取の査定額は、仲介の査定額とは根本的に性質が異なるものとなります。
買取査定額は不動産業者が購入したいと思っている金額なので、一括査定で競争させると買取価格が上がる可能性があります。
仲介の査定額はそのままの金額では売れずに売却額が下がることもありますが、買取の査定額は基本的に下がることはありません。
買取の査定は、不用品の下取り価格を出してもらうのと全く同じイメージといっていいでしょう。
したがって、買取額を知るというのは不動産の持ち主にとって非常に有益です。
リビンマッチの買取金額を知ることで、あなたの不動産売却における選択肢を広げることになるでしょう。
Pマーク取得済みで信頼できる会社が運営
リビンマッチの運営会社であるリビン・テクノロジーズ株式会社はPマーク(プライバシーマーク)を取得しています。
Pマークとは、事業者が個人情報保護の体制を適切に整備していることを第三者の審査機関が認証する制度のことです。
つまり、Pマークを取得しているという事実は、個人情報保護の取り組みを高いレベルで行っていることを示しています。
住所などの個人情報の入力が必須な不動産一括査定では、個人情報保護の観点は非常に大切です。
その点、運営会社がPマークを取得していて、さらに東証マザーズ上場15年の実績を持つリビンマッチは非常に信頼できるサイトといえるでしょう。
提携会社数が多い
リビンマッチの提携会社数は2,600事業所と公開されています。
これは先ほどの大手不動産一括査定サイトとの比較表で示したように、かなり大きな数字だといえます。
不動産一括査定サイトの選び方としては、まずは提携会社の数と質でみるのが基本といわれています。
その点、提携会社の数においてリビンマッチは良い一括査定サイトの基準を満たしているといえるでしょう。
田舎の不動産売却に強い
リビングマッチは提携会社数が多いため、大手の他にたくさんの地方の中小不動産会社と提携しています。
そのため、田舎の不動産の売却に強いです。
リビンマッチの弱み・デメリット
リビンマッチの弱み・デメリットは以下2点です。
リビンマッチの弱み・デメリット
- 電話相談などの利用者サポートの一部が不足している
- 提携会社の多くは中堅不動産会社
電話相談などの利用者サポートの一部が不足している
リビンマッチでは電話相談サービスなどの利用者サポートの対応がされておりません。
これは一括査定初心者や高齢の利用者にとってはつらいことです。
そのような方は、HOME4UやHOME`Sなど一括査定専用の電話相談窓口が設置されているサイトについても検討してみるのがオススメです。
提携会社の多くは中堅不動産会社
リビンマッチでは提携している不動産会社の数は多いですが、その内訳としてはほとんどが中堅不動産会社です。
希望する大手の不動産会社に査定依頼できない場合もありますので、大きなデメリットとなるでしょう。
リビンマッチの口コミ・評判
リビンマッチに対する利用者のリアルな声をGoogle口コミやTwitterから集めてみました。
無料で一括査定ということで、自分の住んでいる栃木でも不動産屋はヒットするのかな?と試しに一括査定をお願いしたら出来たもんだから驚きました。
どこに頼んだらいいか分からないなぁと思っていたんですが、いくつか紹介してもらえて、各々の会社と話していくうちに任せたい!と思える不動産屋に出会えたんで、リビンマッチ利用して良かったです。(比較するのに労力は使いましたが、いい勉強になりました)
不動産屋からの電話は毎日のようにきて大変でしたけど、話をじっくり聞いて吟味出来たので結果良かったかな。
仕事柄、不動産会社をまわる時間がとれず、ネットで査定申し込みができるリビンマッチを利用した。
昼間電話に出れないのでメール連絡を希望して、メールでやり取りできたのが良かった。
買取希望でいけるか不安だったが、2社から査定結果がきたので、不動産会社に行かなくても結果が分かって便利だと思った。(でも、2社からしか連絡がこなかった)
紹介してもらえたとこがとても融通の利く会社で、時間とれないの無い中でも査定はしっかりしてくれた。
一括査定に出し、5社から依頼がきました。
最初は全てにお願いしようと思ったのですが、リビンマッチから3社に絞ってみては?
というアドバイスいただき、その中の3社と一般媒介契約を交わし、比較しながら一番高額の査定額を出した不動産と最終的に契約を結びました。最低見積もり額との差は150万円。
思っていたよりも結構な差が出たので、競争させて良かったと思いました。
ただ、3社に絞っても、対応に追われてしまい、結構大変でした。
リビンマッチやらやってみたけど査定出ないやんけ、詐欺ちゃうんかい
ジャズ君はソッコー査定出してくれたんにやっぱりアプリは信用ならん— ソウメイ(きっしー) (@soumeigaro) July 11, 2020
調査の結果、口コミは概ね良い評価が多かったです。
一方で、Twitterではこのような悪い評価もみられました。
やはり査定サイトは物件によって査定結果が変わってきてしまうので、その結果次第で口コミ・評判にも揺れがみられてしまうのでしょう。
リビンマッチを実際に使ってみた流れ
ここまでリビンマッチの強みや弱み、口コミ・評判などを見てきましたが、この章では筆者が実際にリビンマッチを利用して一括査定を申し込んだ際の流れを紹介します。
①物件所在地の入力
まずは物件所在地を入力します。
物件所在地の入力項目
- 物件の種類
- 都道府県
- 市区町村
- 町名
- 丁目・字・番地
- 建物名
- 部屋番号
②物件情報の入力
次に物件情報を入力します。
物件情報の入力項目
- 専有面積
- 間取り
- 築年
- 物件の現況
③お客様情報の入力
次に個人情報を入力します。
お客様情報の入力項目
- お名前
- フリガナ
- ご連絡先住所
- ご年齢
- 携帯電話
- 電話番号
- メールアドレス
- ご依頼の理由
④アンケートへの回答&査定を依頼する不動産会社の選択
最後にアンケートに回答し、査定を依頼する不動産会社を選択して送信すれば申し込み完了です。
リビンマッチがオススメの人
リビンマッチがオススメの人は以下のような方です。
リビンマッチがオススメの人
- 仲介での売却査定だけでなく買取査定も検討したい人
- なるべく多くの不動産会社に査定依頼を出したい人
- 田舎の不動産を売却したい人
仲介での売却査定だけでなく買取査定も検討したい人
強み・メリットで説明したように、リビンマッチでは不動産買取一括査定サービスにも対応しています。
このように買取査定にも対応しているという査定サイトは珍しいです。
買取は仲介での売却と違って、査定額のままですぐに売却が決まるため、非常に楽な売却方法でもあるので、買取査定も検討したいという人にとって、リビンマッチは非常にオススメです。
なるべく多くの不動産会社に査定依頼を出したい人
リビンマッチの提携会社は2,600事業所と非常に多いです。
提携会社の数が多いということは、それだけ査定依頼を出せる不動産会社が見つかりやすいということを表しています。
したがって、なるべく多くの不動産会社に査定依頼を出したい人にとっては、提携会社数の多いリビンマッチはオススメです。
田舎の不動産を売却したい人
リビングマッチはたくさんの地方の中小不動産会社と提携しており、田舎の不動産の売却に強いため、田舎の不動産売却をしたい人にオススメです。
リビンマッチがオススメでない人
リビンマッチをオススメできない人
- 大手の不動産会社に査定依頼を出したい人
- 電話などでの相談を希望する人
大手の不動産会社に査定依頼を出したい人
リビンマッチでは提携している不動産会社の数は多いですが、その内訳としてはほとんどが中堅不動産会社です。
一括査定のセオリーとしては大手の不動産会社への査定依頼は外したくないところです。
したがって、リビンマッチのような大手の不動産会社との提携が弱いサイトを利用する場合には、大手との提携が強いすまいValueという一括査定サイトとの併用がオススメです。
電話などでの相談を希望する人
リビンマッチでは電話相談などの相談サービスに対応していません。
一括査定初心者の人やPCの扱いに不慣れな人などは、相談をしながらの検討を進めていきたいという人も少なくないはずです。
したがって、電話相談対応を希望する人にとってはリビンマッチはあまりオススメできません。
電話相談などのカスタマーサポートが手厚い査定サイトとしては、HOME4UやHOME`Sなどのサイトもあるので、あわせての検討をオススメします。
まとめ
不動産一括査定サイト「リビンマッチ」を詳しく紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
リビンマッチの特徴と良いところ・残念なところについて理解いただけたと思います。
リビンマッチは、買取を検討している人や田舎の不動産を売却したい人には特にオススメのサイトです。
「買取もちょっと検討している」や「田舎の不動産を売却したい」という人ならば、とりあえずリビンマッチを使っても後悔はしないことでしょう。