もしあなたが空き土地を何らかの形で活用しようと検討しているのであれば、以下のような考えを一度は持ったことはありませんか?
・何の土地活用がオススメ?
・自分に合った土地活用は何?
相続や譲渡などで自分が使うことのない空き土地を手に入れた場合、何等かの形で土地活用しようと考えるのが一般的です。
しかし初心者にとって、土地活用は未知の領域。
どんな方法を選択するのがベストなのか、頭を悩ませている人は多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、元・不動産業者の筆者が考えた「オススメの土地活用ランキング」をご紹介。
リスク・投資金額・運用開始までの期間・手に入れられる収益の多さなど様々な観点を考慮して、独自のランキングを作成しました。
この記事を読むことによって、土地活用の様々な方法がわかりますよ!
記事を最後まで読んだ頃には、あなたにぴったりの土地活用がわかるはずです。
ではさっそくランキング7位から紹介していきましょう。
ランキング第7位 太陽光発電
オススメ土地活用ランキング第7位は「太陽光発電」です。
敷地内にソーラーパネルを設置し、発電された電気を様々な事業者に「売電」することによって利益を得る土地活用です。
すでに制作されたソーラーパネルを空き地に設置するだけなので、どんなに遅くても1か月以内で運用開始できるスピード感が大きな魅力でしょう。
一時期ソーラーパネルはかなり高価で、敷地全域に設置するとなると、膨大な金額が必要でした。
しかし現在では制作技術の進歩により、パネルの単価が大幅に下がったため、昔に比べて初期投資費用が安くなったという利点があります。
土地活用として太陽光発電を選択するなら、今が最適のタイミングと言っても過言ではありません。
ただし土地活用の中では、かなり不安的な部類に入る方法だと言わざるを得ないが実情です。
ソーラーパネルは天候によって売電量が変わるため、連日天気が悪いとガクッと売電量が落ちます。
日が落ちるのが早い冬は、売電できる時間が短いという難点もあります。
また売電価格そのものが、かなり不安定なのも問題でしょう。
発電した電気を買い取る金額は流動的で、決まった金額ではありません。
最近では電気の買取金額が高くなることはなく、徐々に下がり続けています。
今後も同じような状況が続くのであれば、安定的な収入が求められる土地活用の手段としては、少し頼りないと言わざるを得ないでしょう。
ランキング第6位 コンビニ経営
オススメ土地活用ランキング第6位は「コンビニ経営」です。
街でよく見かけるコンビニエンスストアを自分の土地に建てて、自らがオーナー兼経営者になります。
複数あるコンビニ会社の中から、自分に最も適した会社を選んで、フランチャイズ契約を結び、そのあとは建設から運営まで、すべて本社の指示通りに動いていくことになります。
フランチャイズ契約から建設・オープンまでの道のりは非常に長く、早くても半年、通常ならば1年程度はかかることを覚悟する必要があるでしょう。
コンビニ経営はすでに定年退職した人に特に人気で、老後の蓄えが不安という考えのもとコンビニ経営にチャレンジする人は少なくありません。
そんなコンビニ経営の大きな利点は「自分で能動的にすべきことがないこと」でしょう。
建物の建設からコンビニの経営まで、すべてフランチャイズの本社が実行・管理をしてくれるため、知識がない初心者でもすぐにチャレンジできるという利点があります。
しかし管理・実行してくれるとはいえ、誰もが成功するわけではないことを忘れてはいけません。
コンビニ用のテナント建設のための費用など、多大なお金をかけたにもかかわらず、上手くいかないことは本当によくあります。
「昔ここにコンビニがあったんだけど・・」という場所を、誰もが1つは知っているはず。
自分も同じ立場になるかもしれないことを覚悟したうえで、チャレンジする必要があります。
ランキング第5位 福祉施設運営
オススメ土地活用ランキング第5位は「福祉施設運営」です。
「なんらかの形で社会に貢献したい」という目的を持つ人に多く選ばれている活用法です。
福祉施設運営の手段はいくつか方法があり、大きく分けると以下の通りになります。
- 福祉施設運営事業者に土地を貸す
- 自分で福祉施設を建てる
- 土地に建物がまだあるなら、建物を改装して施設を建てる
現在主流になっているのは1の手段で、3つの手段の中で最もリスクがないことが多くの人に選ばれている理由でしょう。
もし2や3の手段を選んだ場合は、自らが福祉施設のオーナー兼経営者になります。
立派な「経営者」になるため、それ相応の知識と経験が求められます。
福祉施設はミスが許されない事業でもあるので、素人が生半可な気持ちでは手を出すべき土地活用ではありません。
もし初心者が福祉施設のオーナーになるなら、有識者に意見を求めたり、雇われ経営者を準備したりする必要があるでしょう。
ランキング第4位 駐車場経営
オススメ土地活用ランキング第4位は「駐車場経営」です。
自分の土地を整地して、コンクリート加工することによって、駐車場として運用開始できます。
駐車場経営には2種類のパターンがあり、毎回の利用料で利益を得る「コインパーキング方式」と、毎月の利用料をもらう「月極駐車場方式」のどちらか選ぶ必要があります。
「コインパーキング方式」は買い物客などが多い街内の土地に相性がよく、「月極駐車場方式」は住宅地が多い土地に最適と言えるでしょう。
「月極駐車場方式」であれば1か月たらずで運用が可能になりますが、「コインパーキング方式」は専用機材の導入があるため、運用開始まで数カ月かかることも。
駐車場経営は立地が命のため、立地が悪い土地で運用すると1円もお金が入ってこないことすらありえます。
明らかな住宅地、または買い物客が多い土地に立地していないのであれば、別の運用方法にした方がいいでしょう。
ランキング第3位 アパート経営
オススメ土地活用ランキング第3位は「アパート経営」です。
自分の土地を整地してアパートを建築し、その後入居者を募集。入居が決まった人から得られる毎月の家賃を収益としていく土地活用となります。
土地の整地からアパートの建築まで多くの工程を行う必要があるため、運用まで半年近くの期間が必要になるでしょう。
立地が良い「人気地域」であれば、家賃収入が大幅UPするため、条件さえ整えば予想以上の収益が手に入る土地活用方法となっています。
また一度入居者が入れば、安定的に大きな収入が入り続けるという利点も。
安定的に多くの収益を手に入れる可能性の高い土地活用方法のため、土地活用のプロである投資家もアパート経営に力をいれています。
しかしアパート経営には、建築費用として莫大な資金が必要だという「最大のリスク」を抱えていることを忘れてはいけません。
アパート経営は、多額の不動産投資ローンを抱えながら、運用していく覚悟が必要になります。
家賃設定・ローンの金利・間取りの選定など様々な要素を一つでも失敗すると、収益がガクッと落ちる土地活用でもあるので、事前に有識者に協力を得ることを忘れてはなりません
ランキング第2位 借地
オススメ土地活用ランキング第2位は「借地」です。
借地の魅力は、なんといっても「運用までの手軽さ」でしょう。
不動産会社に依頼すれば、早くてその日のうちから賃貸人を募集できるはずです。
整地の費用や建物建築費用なども、全て借りた方がしてくれるため、初期費用も一切必要ありません。
土地活用の方法の中でも最もリスクが小さい方法のため、「とりあえず借地からやってみようか」となることは少なくありません。
比較的リスクが少ない借地ですが、「借地借家法」という法律によって厳重にルールが決まっていることも忘れてはなりません。
実は借地に一度建物を建てられると、最大100年までは貸し続けないといけないという強い縛りが借地借家法によって取り決められています。
仮に借地として運用し始めたのならば、「その次の土地活用」はもうできないと覚悟を決めたうえで行うようにしてください。
ランキング第1位 テナント経営
オススメ土地活用ランキング第1位は「テナント経営」です。
「アパート経営」と土地活用としての性質は非常に似ており、建てる建物がアパートからテナントに変わっただけとイメージするとわかりやすいでしょう。
ただし賃貸する相手が一般人から事業者に代わっているため、一度入居するとアパート以上に退去する可能性が低いというメリットがあります。
大規模なテナントでない限り、アパート建設よりも早く安く建つことが可能なのもプラスポイントでしょう。
賃貸する対象が事業者のため、家賃はもちろんのこと礼金や敷金・更新料を多めにとれる点も大きなメリットです。
しかしアパート経営に比べて、テナントは入居する事業者が見つかるまでの時間がかかるのを忘れてはいけません。
アパートに入居する人の数とテナントを利用する事業者数だと、比べ物にならないほど事業者数の方が少ないです。
どんなに立地が優れている場所にテナントを建てたとしても、すぐに契約してくれる事業者は現れないことを覚悟してください。
不動産投資・土地活用を検討するなら一括資料請求がオススメ
不動産投資・土地活用と一言で言っても多くの方法があり、あなたの求めている収益性や土地や地域性にあった投資・土地活用方法をしっかり選ぶ必要があります。
ただ、なかなか自分で見つけるのは大変ですよね。
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土地を持っていなくても大丈夫。無料なのでまずは勉強も兼ねて複数社の資料を取り寄せてみましょう。
まとめ
元・不動産業者の筆者が考えた土地活用ランキングを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
土地活用には様々な方法が存在し、それぞれ負担する費用や運用開始まで期間などが全然違うことを理解いただけたと思います。
土地の活用にチャレンジする際は、今回紹介したランキングをぜひ参考にしてみてください。