造成と整地の違いを大解剖!4つの工事内容や必要な費用相場まで解説

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造成と整地の違いを大解剖!4つの工事内容や必要な費用相場まで解説

「造成と整地」について調べている人は、以下のような不安や疑問を解決するために情報収集しています。

あなたも同じような疑問や不安をもっていませんか?

・造成と整地って何がどう違うの?更地とは一緒の意味なの?
・造成や整地にはどんな工事が行われるのだろうか・・・
・造成や整地にかかる費用をわかりやすく解説して欲しい
・造成と整地工事を担当する業者の選び方を知りたい

上記のような疑問や不安を持っているのに解決しないまま、「造成と整地」に挑戦しようとしてはいけません。

造成と整地に関する知識が圧倒的に足りていないので、このままではあなたが望む結果にならないのでしょう。

せっかく造成と整地に挑戦するのであれば、自分が納得のいく金額で、満足できるクオリティになってほしいですよね?

そこで今回の記事では「造成と整地」に関する疑問・不安について、元・不動産業者である筆者が回答していきます。

この記事を読めば、あなたが知っておくべき「造成と整地」に関する知識はすべて網羅できるとお約束します。

読み終えた時には、

  • 「造成と整地と更地の違い」
  • 「造成・整地には4つの種類がある」
  • 「造成・整地にかかる費用を解説」
  • 「造成・整地工事を担当する業者の選び方」

についてしっかりと理解できていることでしょう。ぜひ最後までご覧ください。

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目次

造成と整地と更地の違い

まず紹介するのは「造成と整地と更地の違い」です。

まずは一緒くたにされやすい「造成」と「整地」と「更地」の違いについて紹介していきましょう。

結論からいいますと、3つとも一般的には同じ意味として扱われることが多いです。

「建物が建てられる土地にする」という意味でネットや書籍、もしくは業者からの説明を受けることになるでしょう。

しかし実際のところは、「造成」と「整地」と「更地」の意味は違ってきます。

造成は整地と何が違うのか

「宅地造成規制法」に準拠した申請が避けられない開発行為です。

分譲地を造成して売り払ったりという、割と規模の大きい建築地をきれいにする工事を指します。

つまり、本当の意味での「造成」はいち個人が行う工事規模ではないのです。

不動産業者・ハウスメーカー・開発を専門とする業者などが造成を実施します。

しかしながら、崖地や高低差の凄まじい地域では土留め工事などを通して宅造法の適用になる工事も出てくることはあります。

平均グラウンドレベル(地面から高さ)のつながりもあり、相談者の土地がターゲットとなるかどうかわかりません。

しかし一般論として150センチレベルの隣地高低差があるうえで、土留めを作るなら要注意です。

宅造法にのっとった基準の工事(造成)を実践しないとなりません。

造成と比べて「整地」とはどんな意味なのか

整地とは土地の上にあった住居を解体した後に土地を綺麗にする事です。

コンクリート・大きな石・木くず・ガラスなどを手や重機でくずして調節します。

そのあと重機で踏んで固定させる「転圧作業」を行い、「整地」は完了となります。

これ以外にトンボを掛けたりほうきでクリーニングをすることもありますが、これは各社毎に様々です。

造成と比べて「更地」とはどんな意味なのか

「更地」とは住居や建築物等の常態化物がないまっさらな宅地を意味しています。

よって、整地が実施されているかどうかは定められていません。

また、都市圏にある「耕作対象でない農地」や「樹木無しの山林」については要注意です。

いくらうわべが土だったとしても宅地とは異なりますから、「更地」とは呼びません。

そのため、土地売却を個人が検討されているのであれば「整地」した状態で売り出したほうがベターです。

単に更地で売り払うよりも高く売れる確率が高いです。

造成と整地は「宅地にする」と覚えておくと良い

一緒くたにされやすい「造成」と「整地」と「更地」の違いについて紹介してきました。

説明したように厳密な意味は違いますが、3つとも一般的には同じ意味として扱われることが多いです。

冒頭でお伝えしましたが、「建物が建てられる土地(宅地)にする」という意味で使われることが多いでしょう。

ネットの記事どころか、書籍もしくは業者からの説明でも同義として扱われることが多いので要注意です。

実際は「造成」と「整地」と「更地」の意味は違いますが、「宅地にする」という意味で処理するようにしてください。

本記事でも「整地=造成」という位置づけで、今後の知識を解説していきます。

ここまでは、「造成と整地と更地の違い」をお伝えしました。

造成と整地と更地は何がちがうのか、理解していただけたのではないでしょうか。

次に紹介するのは、「造成・整地には4つの種類がある」です。

造成・整地には4つの種類がある

整地をするスポットは宅地のみならず山林であったり木が生い茂っている場所であったりもします。

さらに、フラットな土地もあれば傾斜している土壌もあります。

それらを整地する際、一般的な方法としては以下のような方法があります。

4つの種類の整地・造成

  1. 粗仕上げ(粗整地)
  2. 砂利整地
  3. 防草仕上げ
  4. コンクリート・アスファルト舗装

造成・整地の種類1.「粗仕上げ(粗整地)」

最もシンプルな整地方法が「粗仕上げ」です。

住居の解体後に残存しているコンクリートガラ、石(こぶし大程度まで)を取り除きます。

それらの他にも木くずやガラス片などを人力または重機で撤去し、重機で均したり転圧に取り組んだりします。

簡略な整地とはいえ、各社毎にどこまで仕上げてくれるかがバラバラになってきます。

カンタンに手で均すだけの業者もいれば、一つ一つ細かい石まで撤去して均してくれる業者もいるでしょう。

解体をオーダーする際にどこまでして貰えるのか確認しておく必要があります。

造成・整地の種類2.「砂利整地」

粗仕上げよりきめ細かい整地方法です。

より微細なガラや石などを撤去し、土地の高さを調整して、砂利や砕石を敷いたのちに重機などで転圧を実施します。

砂利は体積が大きいものであれば、人が歩いた時に足音が耳に入りますので防犯対策になりますよ。

大きさの異なる石であれば、噛み合って固定化されやすいので駐車場などにマッチしています。

また、西日本でよく採れる花崗岩などが風化して作り上げられた土(真砂土)もよく利用されます。

砕石として私有車道・庭の中に存在する道・学校の校庭などによく活用されます。

これ以外にも、利用される砂利には「玉砂利」や「化粧砂利」といった種類が採用されることになるでしょう。

造成・整地の種類3.「防草仕上げ」

整地後に草が伸びるのを防ぎたい場合は、前もってしっかりと雑草を除去したうえで防草シートを被せます。

出来あがりはいかに事前処理を細部に至るまで行ったかで見違えるようになってきます。

生命力がタフな雑草の根っこなどが残存していると大変です。

あとあと見栄えが悪くなりますので、事前処理は徹底的にする必要があります。

造成・整地の種類4.「コンクリート・アスファルト舗装」

整地後にパーキングにする場合などは砂利舗装のほか、コンクリートやアスファルトで舗装することもあります。

土地の高さを整えてから水勾配などを測って、砕石舗装を施し、コンクリートまたはアスファルトで舗装します。

コンクリートはアスファルトと対比すると、トータルコストが高い・工期が長時間に渡るなどのウイークポイントがあります。

しかし寿命が長く補修回数もほとんど無くて済むというアドバンテージがあります。

一方、アスファルトはトータルコストがリーズナブルで、工期もスピーディーに完了するのが特徴です。

しかし耐久性の問題で、補修回数が多く、コンクリートの10倍以上の補修回数になるのは見逃せません。

また夏の期間は路面温度が高温になったり、路面がゆがみしやすいなどのマイナスポイントもあります。

どちらの方法を採用するかは、宅地を整地するのか山林をきれいにするのか、などの用途で異なります。

さらに雑草が生い茂っていたり地盤の改良が求められたりしないか、などいろいろな条件も選択肢に作用するので要チェックです。

ここまでは、「造成・整地には4つの種類がある」をお伝えしました。

造成・整地で実施されることになる4つの工事内容について、理解していただけたと思います。

次に紹介するのは、「造成・整地にかかる費用を解説」です。

造成・整地にかかる費用を解説

整地費用にはバロメーターとなるものがなく、各社ごとに料金設定がバラバラになってきます。

ここでは全般的に言って工事の「目安」となる費用を解説していきます。

まず、1平方メートルあたりのたたき台として、特別な撤去作業などを要しない場合であれば400円〜600円ほどです。

庭木の伐採や抜根あるいは、雑草がひどいケースで処理を行う場合は2,000円ほどです。

さらに地盤の再チェックなどが強いられる場合は5,000円程度が目安となるでしょう。

場合によっては、解体工事費用の3%〜5%として取り入れる可能性もあります。

だからこそ造成業者を選ぶ際は、見積もりをしっかり見て吟味しておくと良いでしょう。

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山林・傾斜地などを造成・整地すると金額が変わる

平地に工事を施すのではなく、山林などになると木々の伐採や抜根、基盤の改良などが求められます。

そうなると、1平方メートルあたり20,000円から30,000円程度が目安になってくるでしょう。

また、傾斜のゆるい丘陵地なども作業が困難で、さまざまな要素に気をつけなければなりません。

そのため1平方メートルあたり10,000円から20,000円程度の費用を覚悟しないといけないでしょう。

もし傾斜角度が15度以上になると、1平方メートルあたり40,000円前後になることもあります。

それらの他にも、真砂土を敷くケースだと3,500円から4,000円程度(1立方メートルあたり)です。

砕石を敷くケースだと石の大きさや種類などにも影響されますが、1立方メートルあたり2,500円から5,000円程度になります。

ついでに申しますと、道路よりも低い位置にある土地に対しては、多少要件が違ってくるので要注意です。

宅地として使えるレベルまで一体化するために土砂などを持ちこんで地上げする必要があります。

そういった状況の費用としては3,500円から5,000円(1立方メートルあたり)程度かかると覚悟しておきましょう。

また土盛りした土砂の崩壊・流出などをストップするために作成する擁壁工事がからむこともあります。

「土止費」などと称されたりもしますが、そういった状況では1平方メートルあたり30,000円から40,000円が必要になります。

造成・整地をするなら業者とのイメージ共有が大切

このように、整地のタイプや土地の条件、希望する出来栄えなどによって費用は大きく変化してきます。

「完成したら予想してたものと信じられないくらい違った」といったことがないように心掛けましょう。

整地をオーダーする際には最終的なイメージをハッキリさせて業者に伝えておくこととが重要になるので注意してください。

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ここまでは、「造成・整地にかかる費用を解説」をお伝えしました。

造成・整地を実施するとどれくらいの費用がかかるのか、理解していただけたと思います。

次に紹介するのは、「造成・整地工事を担当する業者の選び方」です。

造成・整地工事を担当する業者の選び方

最後に整地・造成のキーポイントとなる「業者の選び方」について解説していきましょう。

だいたい解体工事に伴う整地では、解体企業にそのままオーダーすることが多いです。

そのためか、どうしても解体工事の方にばかり注目してしまいます。

しかし造成してもらう業者を選ぶ際には、やはり整地・造成についての施工事例や実績を大切にすることがベストです。

ウェブサイトなどに掲載されているケースに整地の写真が公開されている場合は特に判断しやすいです。

掲載されていれば比較的容易に決められますが、開示されていない場合は実績の確認が重要になってきます。

特にエリアに根付いて長く営業をしておられる業者は、それだけで確かな工事を続けてきている企業と言えます。

そのため、不安がらずにお任せできる企業と判断してもいいでしょう。

ちなみにハウスメーカー、工務店を用いてオーダーしてしまうと「中間マージン(紹介料)」が入って費用が高くなってしまいます。

経験がほとんどない業者が来て、悪影響を及ぼす整地で済まされてしまったりするかもしれません。

だからこそ施工事例や実績をネットでチェックして、自分の力で選びだすことをお勧めします。

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まとめ

「造成と整地」をテーマとして、様々な知識を解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

紹介した知識さえ押さえておけば、「造成と整地」に関する知識は、すべて網羅できているのでご安心を。

今後、造成と整地を実施する機会があるなら、今回紹介した知識をぜひ参考にしてみてください。

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